
- 2024.08/23
- イベント情報
エアサイクルの家の秘訣は、「外張り断熱」と「空気を動かす仕組み」にあります。
外張り断熱とは、家の骨組みの外側を断熱材ですっぽりとくるみ込む方法です。断熱材によって夏は強い日射と熱い外気を、冬は冷え込んだ外気をそれぞれ遮断して、家の内部の温度を一定に保ちます。
エアサイクル工法では、「エアサイクルボード」と呼ぶ断熱材を用いて、屋根や外壁を覆います。
もう1つ、エアサイクル工法で大切なのが空気を動かす仕組みです。エアサイクル工法の壁の外張り断熱材にはダイヤ柄の溝があり、壁の内部でも空気が行き来するようになっています。
また床下と小屋裏に開閉式の換気口を設けて、夏には手動スイッチで換気口を開けるようにしました。
すると直射日光に照らされて熱くなった屋根裏の空気は上の換気口から逃げ、下の換気口から取り入れた外気や床下の空気など涼しい空気は上へ吸い上げられます。
こうした空気の流れによって、屋根裏や壁の内部の熱がこもらないようにしているのです。
なお、この換気口は冬になると閉じるので外の冷たい空気は入ってきません。
閉じ込められた空気は断熱材の役割を果たし、太陽の日射で得られた暖気を建物内にとどめます。換気口を春に開いて、秋に閉じる。年に2回手動の動作を行うだけです。
このように仕組みは単純であればあるほどメンテナンスいらずで、長もちもします。エアサイクル工法が「空気の流れ」を重視するのは、木の劣化を防ぐため。壁の内部や床下の空気が自由に動くようにしているので、湿気は拡散して乾燥状態を保ちます。骨組みの木もシロアリや腐朽の被害を受けず、建物は長もちするのです。
ヒートショック対策にも効果を発揮します。エアサイクルの家は家全体を断熱材で包み、しかも、少しでも温度差が生じると壁の中の空気が動いて全体を均一にしていこうとするので、場所によって温度に極端な差が生じません。
人がいる部屋も廊下もある程度一定の気温を保ちますから、どなたでも安心して生活していただけます。
カビやダニによるアレルギー性疾患にも効果を発揮。床下や壁の中、小屋裏の空気が常に動いて内部を乾燥状態に保ちますから、カビ・ダニを予防しお子さまの健康を守ります。
エアサイクルの家は、地球環境に配慮し、省エネルギーを考えたつくりになっています。
できるだけ機械に頼らず、自然の力を生かそうとするエアサイクルの考え方には、
昔の日本の家屋でつちかわれてきた知恵が反映されているのです。
「断熱・排熱」に「遮熱」効果をプラスして、屋根裏の温度上昇を防ぎます。
断熱材をしながら、空気の通り道をつくります。
屋根裏と床下につける換気口。
春に開けて、秋に閉じます。
ベタ基礎と一体化した円柱形の基礎。床下の風通しをよくします。
エアサイクル工法で大切なのが空気を動かす仕組みです。
エアサイクル工法の壁の外張り断熱材にはダイヤ柄の溝があり、壁の内部でも空気が行き来するようになっています。
また床下と小屋裏に開閉式の換気口を設けて、夏には手動スイッチで換気口を開けるようにしました、すると直射日光に照らされて熱くなった屋根裏の空気は上の換気口から逃げ、下の換気口から取り入れた外気や床下の空気など涼しい空気は上へ吸い上げられます。
こうした空気の流れによって、屋根裏や壁の内部の熱がこもらないようにしているのです。
なお、この換気口は冬になると閉じるので外の冷たい空気は入って来ません。
閉じ込められた空気は断熱材の役割を果たし太陽の日射で得られた暖気を建物内にとどめます。
換気口を春に開いて、秋に閉じる。年に2回の手動の動作を行うだけです。このように仕組みは単純であればあるほどメンテナンスいらずで、長持ちもします。